Goodfind Career運営メンバーの素顔に迫る、インタビューシリーズ第一弾。
様々な方の転職をサポートし、人に真摯に向き合い続けている加藤拓也の素顔に迫る。

インタビュアー:本日はよろしくお願いします。まずは今までの経歴を教えてください。

加藤:早稲田大学法学部卒業後、大手不動産会社に入社し、個人向けの住宅営業を行い、その後、2018年にスローガンへ入社しました。
私は就活オタクだったので就活時には、幅広く業界を見ていましたが、就活していた年に発生した東日本大震災によって家や災害に強い街の大切さを再確認したことをきっかけに、不動産業界を志望し、一社目の入社に至りました。

インタビュアー:転職しようと思ったのはなぜだったのですか?

加藤:”大企業のビジネスの進め方”に違和感を抱いたからです。初めは、住宅の営業として色々な街に行くことができて、色んな人と出会える、こんな仕事は他にはないと思ってました。

初めの3年ぐらいまでは自由に仕事をすることができていたのですが、4年目くらいから割り当てられる予算や裁量の部分でやれることが広かった分、重要な意思決定の際に、各方面の思惑が錯綜していることをヒシヒシと感じ、そこに違和感を抱きました。また、プロジェクトを推進する中で、自分のやりたいことや仕事への想いを汲んでくれる上司ばかりではないということも痛感して、自分には「大企業での働き方は合わないのでは?」と仮説を持つようになっていました。

インタビュアー:そうだったんですね。そこからどのようにスローガン入社に至ったのですか?

加藤:そこで転職活動を気軽な気持ちで始めてみたのですが、その際に、就活生のときに全業界をみて興味がある業界ランキングを作ったのを思い出しました。その時決めた2位が「人材業界」であったことを思い出し、次は「人材業界」で働くと決めました。また、6年間働いたのが大企業で、前述したとおり違和感を抱いておりましたので、次は思い切って、比較的小さな規模の会社で「社長の近くで働いてみよう」と決めました。その考えを、転職エージェントの方に相談したところ、スローガンを紹介していただき、スローガンと再会しました。

インタビュアー:再会というのはどういうことですか?

加藤:実は、大学生のときにスローガンと一度だけ出会っていたんです。当時は会社の規模も今よりずっと小さくて神田のオフィスで代表の伊藤さんのセミナーに参加したのですが、再会した時には青山という一等地に拠点があり、他拠点にも支社を持つような企業に成長していたので、とても驚きました。私が野村不動産で働いた約6年間、全社の売上としてはほぼ横ばいで、会社が成長するのは難しいということがわかっていた分、創意工夫によって、ここまでビジネスを伸ばしていたという事実に衝撃を受けましたし、同時にスピード感をもって着実に成長している”ベンチャー企業”で働くことに興味を持ちました。

その中でスローガンを選んだのは、正直なところ直感です(笑)。もともと知っていたのと、ここまで成長しているという事実が刺さったのだと思います。デビュー当時からたまたま知ってたバンドが5.6年後にとても人気になっていて好きになった、みたいなイメージですね。
あと、中途事業の立ち上げをしたばかりのタイミングだったのでこんな貴重な経験はないと思ったのも大きな要因となって入社を決意しました。

インタビュアー:働く上でのポリシーはありますか?

加藤:人生の節目にかかわるということです。これはずっと変わっていないです。
今は変化の早い時代ですが、住む場所・仕事・お金の使い方など個人が重要な意思決定をする瞬間がどこかに必ずあって、そこに直接的に関わりたいと思っています。人の転機に関わっていくため、その人ときちんと向き合いその人自身がどう考えているか?ということを大事にしていきたいと思っています。

インタビュアー:現在はその3つ内「仕事」という面に関わっていらっしゃると思うのですが、その上で特に意識していることは何ですか?

加藤:その人のお話を寄り添って聞くということです。「転職」という人生の節目に関わらせて頂いている身として、追体験をするぐらいリアリティをもってお話を聞き、その人以上にその人のことを理解するように努めています。
そのために、思いや考えを言語化できない方がいるときは、仮説をぶつけて言語化のお手伝いをしたり、色々な角度からお話を聞いて、思いを吐き出してもらえるようにしています。

エージェントとしての強み

インタビュアー:加藤さんならではのエージェントとしての強みは何ですか?

加藤:強みは2つあります。
1つめは、アクションが速いことです。エージェントは業務の特性上数多くの人と企業と相対することになるので、タスク量が多くなりがちですが、ここの処理速度には自信があります。そのため候補者や企業の方を待たせることなくスピード感を持って対応を進めていくことで信頼構築することができていると思います。

2つめは、候補者の思考の整理を促進する傾聴力です。エージェントはその人の転職における代理人であるし、企業からその人について聞かれることもあるため、本人以上にその人のことを理解しようと、本当にたくさんのお話をお聞きするようにしています。
その成果もあってか、面談をした方から「加藤さんと話すと考えが整理される」、「加藤さんが一番話を汲み取ってくれる」といった感想を頂くことも多いです。

記憶に残る支援

インタビュアー:具体的に記憶に残るご支援の事例を教えてください。

加藤:公務員をしていた私の友人の転職支援において、紹介した一社目で内定が決まったことがあります。その方は5年間公務員として働いていて、ビジネス経験がなかったので民間企業には書類すら通らないという状況でした。
実際には、ヒアリングを進めると企業に興味をもっていただけるような経験をしているにも関わらず、公務員としての思考の癖なのか適切にアピールをできない状態だったことが浮かび上がりました。そこからは、対話を通して徹底的にエピソードを深堀り、経験の棚卸しに伴走した上で、その伝え方についてもアドバイスをしました。その結果、一社目で納得のいく意思決定につながり、今も同社でご活躍されていらっしゃいます。非常に印象に残るご支援となりました。

インタビュアー:最後に未来の転職希望の方に一言お願いします。

加藤:私自身、このキャリアを業界未経験でスタートしたため、当初、業界知識のキャッチアップに関しても苦労しましたが、前職の営業経験や事業責任者としての事業推進の経験を活かし、あらゆる方法で情報収集に徹し、日々、担当企業様/求職者様へ良質な情報提供に努めており、おかげさまで、ご支援の実績も増えて参りました。また、弊社自身もまだまだベンチャー企業ということもあり、鋭意成長中の組織でございますので、これらの経験をベースに「ベンチャー企業で働くこと」についても、リアルにお話が出来ると思います。

これから未知なる、新たなチャレンジをお考えの皆様と、喧々諤々、より良い未来の選択のために、共に、良い時間を過ごせれば幸いです。ぜひ、なんでもお気軽にご相談くださいませ。

編集後記

加藤さんの転職支援では、紹介した1社目で決まったということが他にも何回かあるそうです。「自分が追体験できるくらいにリアリティをもって話を聞く」、これによって転職希望者の方のことをきちんと理解し、その方にぴったりなご提案をされているのだなと思いました。