GoodgaindCareer運営メンバーの素顔に迫る、インタビューシリーズ第三弾。
外資系人材会社を経てスローガンに入社した大川真生の実像とは?
インタビュアー:本日はよろしくお願いします。まずは今までの経歴を教えてください。
大川:調理学校を卒業後、語学留学のために2年間カナダへ行きました。帰国後は派遣社員としてアパレルの販売に従事し、そのまま営業として誘われて、派遣会社に入社しました。その後は外資系人材総合会社を経てスローガンに入社しました。
一社目の派遣会社では、全国の商業施設のスタッフのフォローや関係者との関係構築などを行っていました。業務内容自体は楽しいと感じていたのですが、予算設定がなかったため、どんな目標で仕事をしていくのか見えなくなっており、数字を追うことができる環境に身を置いて成長したいと思うようになりました。
そこで、外資系人材総合会社のサービスに転職希望者としてエージェントの方と面談をしたところ、うちに入らないかとお誘いを頂きました。営業の場数をたくさん踏める環境がありセンスを磨けること、外資系の成果主義の会社で活躍できればどこの会社でも働いていけると考えたこと、の2点の理由から入社することに決め、中途採用に特化した部署に入りました。そこでは人材紹介の営業をしていましたが、とにかく数字に追われる日々で、どうしたらその数字を達成できるかを考え、どう達成するのかの施策を打つということを行っていました。これが私のスキルや思考性、やりがいを考えさせられる経験になったと思っています。
インタビュアー:数字を追うことができるという意味では大川さんにとってぴったりの環境だったと思うのですが、なぜさらに転職されることになったのですか?
大川:実は転職を考えていたわけではなくて、ご縁で転職することになったという方が正確だと思います。
前職に勤めて4年目ぐらいからIT・WEB領域に特化したチームに所属することになりました。そこから、ベンチャー企業のマーケットの勉強をするようになり、ベンチャーの人事や経営者にもお会いしたところ、どうしたら世の中にインパクトを残せるかを本気で考えている人が多かったんです。そのような方々に出会ってから、ベンチャー企業に行きたい、こういう人と関わることで自分のやりがいを見つけられるかもしれない、ということをぼんやり思うようになりました。
このような自分が感じている歯がゆさなどをクライアント先の知り合いだった方にお話したところ、当時のスローガンアドバイザリー(注1)の代表の方とつないでいただけたんです。お会いして自分の思いをお話したところ、一緒に働かないかとお誘いを頂きました。先ほどお話ししたようにベンチャー企業の方々と関わっていきたいという思いがあった分、スローガンのベンチャー企業に特化している点にとても惹かれ、入社を決意しました。
インタビュアー:3回もうちに入らないかと誘ってもらえるなんてうらやましいです(笑)色々なところでご縁に恵まれているような感じがしますね。
大川:そうですね。縁とタイミングは逃さないように心掛けていました。また、ここまでずっとリファラルで入っていますが、自分のスタンスはきちんと伝えるようにしていました。
インタビュアー:働く上でのポリシーはありますか?
大川:好きな言葉が2つあります。
1つめは「一期一会」です。転職希望者やクライアントの対応は自分に映っている鏡みたいなもので、例えば、私が笑えば相手も笑うし、私がイライラしていると相手もイライラすると思います。このように自分が手を抜けは転職希望者の方は離れていくし、お互いに感じるものがあれば関係構築につながるという意味で、キャリア面談は一期一会です。そのため、一度きりの出会いをいかに大切にするか、いかに全力で面談するかを大事にしています。
2つめは「Stay Hungry, Stay foolish」です。これはスティーブ・ジョブズが言った言葉で、ジョブズ曰くインテリがいうことの常識に踊らされるなという意味らしいのですが、私は人の自己成長においてはハングリー精神や、意固地にならずオープンでいることが、成長する上で大事だという意味だととらえています。そのため、学びを止めず、少しのことでも学び続けることを心掛けています。
インタビュアー:具体的に転職をサポートする上で意識していることは何ですか?
大川:傾聴することです。私の転職ではなく転職希望者の方の転職であって、その人の志向性や性格はその人からしか情報がもらえないので、いかに相手から話していただける場を作るかを大切にしています。
話してもらうためにしていることは2つあって、1つめは自己開示をすることです。出身地や業務内容、名前なんでもいいので共通点を見つけて話を広げていき、緊張をほぐしてもらうようにしています。
2つめはまずは話を受け止めることです。初めから否定すると、耳を傾けてくれないひと・否定する人だと思われ、関係を築けないと思います。なので、話を受け止めることで心理的安全性を確保していただいたうえで、こちらが答えを出すことはなく、そこから少しずつ自己認知を深めていっていただけるようにしています。
エージェントとしての強み
インタビュアー:大川さんならではのエージェントとしての強みは何ですか?
大川:強みは2つあります。
1つめはいつもオープンなところです。わからないことはきちんと聞いたり、その人の志向性や、その人にとっての働くとは何かということなどを深堀していくので、ありがたいことに「話しやすい・やりたいことが明確になった」というお声をいただけることが多いです。
2つめは的確なアドバイスをするということです。お話を深堀していくことでその人が持つスキルと、目標のために必要なスキルとそのギャップを明確にしていくことを心がけています。その上で、的確なアドバイスを言葉で伝えることに自信があります。
記憶に残る支援
インタビュアー:具体的に記憶に残るご支援の事例を教えて下さい。
大川:人材業界出身の30代前半の方のご支援が記憶に残っています。その方は将来的に起業したいということを明確なキャリアビジョンとして持っていらっしゃったので、起業につながらない企業は省いて、どこの会社なら起業の疑似体験や準備ができるかという視点で、その方の志向性にフィットした企業をご提案していました。最終的には他のエージェントさんが紹介した企業に行かれることになりましたが、一番企業に対する話を聞いてくれて、親和性が高い企業を選んでくれたのはスローガンだったと言っていただけたので、的確なヒアリングを行うことができたと思っています。
インタビュアー:最後に未来の転職希望の方に一言お願いします。
大川:「人の人生に深く関わりたい」という思いから、一貫して人材業界に従事しており、延べ1,500名以上のキャリア相談を行って参りました。
自分自身のキャリアは自分では気付きにくいものです。ちょっとした思考の変化や、今置かれている状況などを丁寧にヒアリングし、その方に合った最適なキャリアのご提案出来る様、日々全力投球で業務に取り組んでいます。
年齢・性別など関係ありません!少しでもベンチャーに興味ある・キャリアに悩まれたらまずは、お気軽にご相談ください!
編集後記
インタビューをしていて、発言や雰囲気から大川さんの明るさや温かさをとても感じました。縁や出会いに恵まれていらっしゃるのも大川さんの人柄ゆえなのでしょうね。
次回はメンバーインタビュー最終回です!お楽しみに!
注1:2021年3月よりスローガン株式会社の100%子会社で運営していたスローガンアドバイザリー株式会社をスローガン株式会社に吸収合併。