メイカーズがクラウドファンディングで資金調達を成功できる秘訣




 

 

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クラウドファンディングという言葉も最近では浸透してきたと思います。皆さんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

クラウドファンディングで資金調達を成功している多くの企業は、新興のモノづくり企業=メイカーズです。「モノづくり特集第一回 メイカーズとは何か?誕生の理由とその強み」においても、メイカーズがクラウドファンディングを行っている事について少し解説いたしましたが、そこではメイカーズがクラウドファンディングを成功させやすい理由まで言及できておりませんでした。

そこで今回は、「どうしてメイカーズがクラウドファンディングを成功させやすいのか」という事に関して、事例を交えながら迫っていきたいと思います。「クラウドファンディングはイノベーションを生み出す起爆剤」でもクラウドファンディングについて詳しく記載していますので、是非そちらもご覧ください!

それでは実際に見ていきましょう!

 

1.クラウドファンディングの仕組み

本題に入る前にクラウドファンディングの仕組みについて軽く説明しておきます。

日本では震災復興支援の際に使われた事もあり、「クラウドファンディング=社会貢献性のあるプロジェクト」という認識が強く残っている感じはしますが、辞書には以下のように解説されています。

プロジェクトのための資金調達をできない個人・団体がソーシャルメディアをはじめ、インターネット上で企画内容と必要な金額を提示し、広く支援を呼びかける手法。少額の資金提供者を多く集める事によって、目標金額の達成を狙うもの。

つまり、日本のように社会貢献性を感じさせるようなものでなくてもいいのです。

 

ダウンロード

これはKickStarterという有名なクラウドファンディング専用のサイトです。各プロジェクトの下部にあるゲージが必要な金額の達成率を表します。その下には%での達成率と集まった金額などが表示されていますね。

クラウドファンディングを行うにあたって、目標金額と期間を設けるのですが、期間内にその金額に達しなかった場合は、失敗となります。

そのため、クラウドファンディングを行う人は、自分のプロジェクトの魅力であったり、すばらしさを効果的に表現しないとなりません。

 

事例1.Revols

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まずは映像を見てください。

Revols‐Premium Quick Custom-Fit Wireless Earphones

 

これはRevolsという、60秒で自分の耳に完璧にフィットするイヤホンなのですが、言葉が分からなくても商品のすごさが伝わってきませんか?

イヤホンの先端がゲル状になっていて、専用のアプリを起動すると自分の耳の形に合わせてゲルが変形します。また60秒立つと完璧に自分の耳の形にフィットして外れないようになるのです。だからスポーツ時にもぴったりというわけです。またワイヤレスでBluetoothに対応している事や、ノイズ遮断出来る事、遮断レベルをアプリで調節できる事など言葉が分からなくても感覚的にわかります

結果的に目標金額の574%の57万4000ドルの資金調達に成功しています。

 

事例2.TSTAND

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これも最初に動画を見てください。

TSTAND‐tablet stand

この製品に関しては、言葉が分からなくてもその良さが100%伝わってきますね!これが開発されたらタブレットを使っている時に感じていた不便が一気に解消する気がします。そんなことを思わせる動画になっていると思いませんか?

だからこそ、このTSTANDは目標金額の931%の9万3000ドルの資金調達に成功しています。

 

2.メイカーズがクラウドファンディングを成功させやすい理由

理由は2点あると思います。

  • 非言語である事
  • メイカーズのPR方法

“モノ”は非言語です。皆さんも動画をご覧になったでしょうからお分かりの事と思いますが、そのデザイン性であったり、機能性、用途は言葉が通じなくても伝える事が出来ます。またメイカーズは自分たちが世に出そうとしてる製品を魅力的に伝えるのが非常に上手いのです。

そのモノが手に入った時に消費者がどんな生活を享受できるのか、そういったワクワクとドキドキを伝えています

つまりモノではなくコトをPRしているという事です。

 

だからこそ、直感的に「欲しい!!」と思ってしまうのですね。

 

3.グローバルニッチが強みなメイカーズ

しかしながらタブレットスタンドであるTSTANDなどは非常にニッチ市場な気がします。「それで成り立つの?」と思われた方も多いのではないでしょうか?

その点も心配する事はありません。

メイカーズが得意とするのはグローバルニッチです。

日本のメイカーズの先駆であるCerevo代表の岩佐さんは以下のように述べています

1か国で100代しか売れなくても100か国で売れば合計1万台になる

これは大手のモノづくり企業には真似できないビジネスの仕方です。このような販売方法が出来るからこそ、生き残っていけるのですね。

 

4.まとめ

メイカーズがクラウドファンディングを成功させやすい理由

  • モノは非言語である事
  • 「この製品が手に入ったら、、、」というワクワクとドキドキ=コトをPRする事

→グローバルニッチというメイカーズのビジネスの在り方にマッチする。

 

支援金を支払う事が商品購入につながるケースもあります。つまりその製品が世に出る前に安く買えるという事です。

皆さんも一度KickstarterやIndiegogoといったクラウドファンディングのサイトに行ってみてください。非常に面白いモノとコトに出会えるかもしれませんよ!