人工知能(AI)もここまで来たか!と思わされる5つの活用事例



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最近の人工知能の進化は目覚ましく、人間の生活をさらに豊かにする可能性を秘めています。「でも、私達の生活にはまだ関係ないでしょ?」という人も少なくありません。言葉の響きにどこかSFチックなものを感じるので、無理もないかもしれませんね。今回はその人工知能がどういった場面で活用されているのか、いくつか具体例をまとめてみたいと思います。

 

1.人工知能が作ったゲームを楽しむ時代が来るかも!?

インペリアルカレッジ・ロンドン Computational Creativity Group の Michael Cook らは、自らゲームをデザインする人工知能を開発しました。「ANGELINA」と名付けられた人工知能は、ダンジョンのようなゲームを自ら作りだします。さらに、そのゲームをプレーして難しすぎるポイントは難易度を下げ、簡単過ぎるポイントの難易度を上げることにより、クリアできるかできないか、絶妙な設計に仕上げて人間のプレーヤーがハラハラドキドキするような楽しめるステージを生み出すことができるのです。こういった難易度調整のことをレベルデザインと言うのですが、これまで人間にしかできなかったアートのような作業を人工知能ができるようになってきたのです。いつか、人工知能が作ったゲームやアプリをプレーするのが当たり前になるかもしれませんね。

実際のゲームはこんな感じ。

 

 

2.人工知能で秘書いらず

timeful

Timeful」というアプリはTimefulはカレンダーとタスクリストを統合したようなアプリ。会議などの予定(events)、やるべきこと(to-dos)、ジョギングや英語の勉強、などの習慣化したいこと(habit)の3種類のタスクを入力すると、eventsの合間にto-doやhabitを組み込む提案をしてくれる。

Webサイトには、「われわれは、時間を管理する方法を改革するために、人工知能(AI)、ビッグデータ、行動科学、プロダクトデザインの代表的な専門家を集めた」とある。共同創業者のヨアフ・ショハムCBO(最高“行動”責任者)はスタンフォード大学コンピュータ科学の教授、ダン・アリエリー会長はデューク大学の心理学および行動経済学の教授、ジェイコブ・バンクCEOはスタンフォード大学コンピュータ科学の博士課程の学生だ。

人工知能で予定の合間にTo-Doを組み込んでくれるスケジュール管理アプリ「Timeful」

将来的には、出張の予定をインプットすると最安値の飛行機チケットを探して予約するなど、秘書の代わりを務めるアシスタントのようなサービスが出てくるかもしれませんね。

Timeful Product Walkthrough from Timeful on Vimeo.

 

 

3.記事の作成も人工知能が活躍

newspaper

今年の7月、AP通信が人工知能を記者として採用することを発表しました。すでに人工知能の記者というものが存在するのです。これによって記者の数を減らすつもりではなく、本来のジャーナリズムに注力するとのことです。

APでは四半期ごとに平均約300本の決算発表記事を作成・配信しているが、これまではこの作業がすべて人間の手で行われていたが、今後はオートメイテド・インサイツ(Automated Insights)社の自動記事執筆技術とザックス・インベストメント・リサーチ(Zacks Investment Research)の提供するデータを活用しながら、150〜300ワード前後の長さの短い記事を自動的に作成し、1四半期に最大で4400本程度の記事を配信していく考えだという。なおAP担当者のブログによると、対象記事は米国企業となるようだ。

AP通信、決算記事作成に自動化技術導入へ

実はすでにスポーツ分野などの記事作成に自動化技術を導入していたとのこと。他にも、2012年にもフォーブスがナラティヴ・サイエンス(Narrative Science)社の技術を利用して記事の投稿を開始しています。

 

4.シェフのオススメよりも、人工知能のオススメを


IBM_Watson

IBMが開発しているWatson(ワトソン)という人工知能は、様々な活躍を見せています。2012年にアメリカのクイズ番組で優勝したことでも有名になったこと人工知能は、患者に最適ながん治療を判断したり、投資すべきか否かを判断したりするだけではなく、なんと料理だってできるのです!正確には、膨大な料理のレシピデータを基に、ユーザーが提示する材料やイベント(ランチ、ディナーなど)といった条件に合ったレシピをオススメすることができます。それだけではなく、栄養や味覚の観点からどんな材料の組み合わせが良いかも分析することができるそうです。

 

5.このサイトも実は人工知能が作ったものかも

「The Grid」というサービスは、サイトの目的を設定して、画像とテキストをアップロードするだけでサイトが自動的に出来上がる仕組みを提供しています。それも数分という短時間で。デザインというと人間にしかできないイメージがありますが、人工知能によってサイトのデザインができるとなると、人間のデザイナーもうかうかしていられませんね。

 

人工知能は人間の仕事を奪うか

こういった人工知能の驚異的な進化を目の当たりにすると、人間に残されるのはどういった仕事なんだろうか、と感じてしまうかもしれません。実際にその種の議論はすでに数多くされていますし、コンピュータが人間の知能を超える境目をシンギュラリティ(技術的特異点)と呼んで、2045年には実現するという研究者もいます。人工知能を、仕事を奪う敵とみなすのではなく、人間社会をより豊かにするものとして共生する関係性を築いていくためにも、ロボットや人工知能にはできないが人間にはできることを探していかないといけませんね。