新たな教育の概念を打ち立てる外国ベンチャー企業5選!!




 

教育というと皆さんは何を思い浮かべるでしょうか?黒板を前にした学校や塾の風景でしょうか?それとも東進ハイスクールや受験サプリなどのオンデマンド授業でしょうか?

多くの人が学校の風景を思い浮かべたと思います。現在の学校教育では昔と変わらず、一人の先生が多数の生徒を一度に管理する”一斉授業”が今でも行われています。こうした授業の在り方では一人一人の形に合った教育を提供する事は出来ません。現在はテクノロジーが発達したデジタル時代です。こうした一斉授業だけでは今後の生きる力ともいうべき”IT”を学ぶことはほとんどできないでしょう。

 

”現在の学校教育”では現代を生き抜くためのキーとなる”テクノロジー”は学べないという事です。つまり学校教育だけでは教えきれないことがあるという事を意味します。学校教育だけでは子供たちの無限の可能性を開花しきれない可能性があるのです。

こうした事態を踏まえて、現在テクノロジーの力を使って教育分野に進出するベンチャー企業やスタートアップはたくさんあります。

今回はそうした教育×ITで子供の可能性を開花させようとする外国のベンチャー企業を5社ご紹介したいと思います。皆さんが子供のころに受けたかった本当の教育がここにあるかもしれません。

では見ていきましょう!

 

【読み書き前からコードとロボティクスの基礎を学べる!】Wonder workshop

Wonder workshopは実際のロボットを使って、コード理解とロボティクスの概念を楽しみながら学んでもらう事を主眼としています

DotというブレーンロボットとDashというリアルに動くロボットを専用のアプリを使って操作できるようになります。(下の図の一番左の車輪付きのロボットがDashで、その右隣の目玉だけのロボットがDotです。)

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DashやDotはアンドロイドOSやiOS専用の無料アプリを起動する事で実際に動かせるようになります。イメージが沸くと思いますので是非Wonder workshopのビデオもご覧ください。

無料のアプリは「Wonder」「Block」「Path」「Xylo」「Go」の5種類あり、後ろの3つは全年齢で使えるアプリとなっています。アプリを起動したスマートフォン、タブレット上を指でなぞるだけで、その通りにDashが動いたり、音楽に合わせて踊ったりするのです。読み書きを習う前の子でもコードやロボティクスの基礎の基礎を体得する事が出来るようになっています。前者の二つは8歳以上と年齢制限があるものの、Dashをより詳しく動かせたり、コードの詳しい理解などを進める事が出来ます。

またこのWonder workshopはDashとDotを使った有料の教育セミナーなども開いております。このデバイスを使って、子供たちが自分で考え、プログラミングを作り、思い通りに動かすという事を通してより考える機会を提供しているのです。このセミナーを通じて子供たちが自分で考え、自分で正解を作れるという成功体験を積むことができます。

同社はコード理解を通じて、違った考え方、物事への作用の仕方やクリエイティビティを学べるものとして「コードはスーパーパワーだ!」と述べており、このDashとDotを使ったロボットを使って直感的に楽しくコードを理解できるようになる事を目指しています。同サービスを使う事で子供たちは遊びを通して自分たちで正解を見いだせる&作れるようになる事間違いなしです。

 

【子供、ママパパ、そして教師をつなぐ校内SNS】ClassDojo

見出しの通り、ClassDojoは子供と親と教師をつなぐ校内のSNSです。

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同サービスを使う事で教師-親-子供間でダイレクトなメッセージのやり取りができるようになります。ちょうどクラスの中のFacebookとでも思っておけばいいでしょう。メッセージ機能には既読機能がついているので、情報が伝達できたかどうかが一目で分かるようになっています。またフォト機能がついており、クラス内の風景や授業の様子など、特別な機会がなければ見る事の出来ない子供の一面を親の方々は知る事が出来ます。こうした写真は言葉で伝える何千倍もの価値があると同社は述べています。

具体的に使っている所をイメージしてもらうためにも一度ClassDojoのビデオを見てみてください。

同サービスの嬉しい所は、生徒の積極的な授業参加を促せるところでしょう。ビデオの中でモンスターがたくさん出てきたと思いますが、あれは生徒のアバターです。一人ひとり違う自分だけのアバターを持っており、その生徒の行動や授業への参加度、習熟度などによって成長していくため、ゲーミフィケーションの理論でより主体的に生徒が授業に参加するようになるのです。更に子供が行った素晴らしい行動をタイムライン上で共有する事が出来ます。これを見た親はわが子を誇りに思うでしょうね!

積極的に授業参加をしてくれる事で教師もより授業をしやすくなります。また生徒自身もこのサービスを通して授業に楽しさを覚え、それをメッセージやフォト、タイムラインで共有できる親も幸せに包まれます。こうしてClassDojoは3方にWinを提供しているのです。

こうした活動が明らかにするように、ClassDojoは生徒と教室の更なる幸福を目指しています。

 

【アクティビティをポイントに!貯めたポイントでギフトをもらえる!】 Geopalz

こちらはシューズやおしりのポケット、また腕などに着ける用のウェアラブルデバイスです。このデバイスを使って同社は運動を促進しています。教育は学科やプログラミングなど、頭を使うものだけではありません。初等教育時に体を動かしておくことが非常に大切です。現代はある種ネット化した社会なので運動不足が心配されます。特に幼少期から肥満になってしまう人も多々いるので、楽しみながら運動出来るシステムが必要になってきます。

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こうした所に着目したのがGeopalzです。同サービスはその仕組みを作りました。

こちらも初めに動画を見ておくとイメージしやすいと思います。Geopalzのビデオをご覧ください。

デバイスをつけて日常の生活をしてもらうのですが、歩いたり、ジャンプしたり、走ったりする事でポイントが加算されていきます。自分がしたアクティビティのポイントはパスワード機能があるので盗まれる心配がないのはもちろんの事、加算されたポイントによってアマゾンなどでギフトと交換する事が出来るのです。ポイントが目標に達すると、ゲーム機や、iPadなどのブロックが解除され遊べるようになるといった仕掛けもあります。

子供が目標のために運動できる仕組みを作り、それをサービス化したという事ですね。

また自分がどれだけ歩いたのかをグラフ化する事ができるので、子供たちのアクティビティを促進すると共に、健康管理などもしやすくなっています。機能はいたってシンプルですが、非常に効果の大きいサービスと言えるでしょう。

 

【創造力とひらめきを養い自信を身につける!】Kiwicrate

こちらはクリエイティビティを刺激する4~8歳向きの知育キットを毎月届けるサービスです。(以下の図のようにボックスで毎月のキットが届きます)

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上の図のようなハイクオリティで、なおかつ子供に親しみのあるモノを提供しています。自分が実際に頭や手を働かせてモノを作ったり、その作業をさらに面白くする雑誌や漫画、実験やゲームなども同封されており、子供たちが楽しみながらクリエイティビティを身につける事が可能となっています。また作りながら科学的な思考であったり、エンジニア的な知見を体得できる出来る事も魅力の一つでしょう。

分野は科学、エンジニアリング、テクノロジー、芸術、数学など多岐にわたっています。具体的な例として、例えば空にまつわる物が送られてくることもあるようです。自分で作る凧であったり、ロケットなどですね。また生物の領域の例でいえば、クラゲの人形を作ったりできるキットなどがあります。

毎月送られてくるものは違っており、どんな内容が届くかは届けられてからのお楽しみというところも子供の好奇心を引くのでしょう。

送られてきた時の子供の笑顔と、真剣にものづくりをする顔が目に浮かんできますね。

 

【スモールコミュニティで個人に最適化された教育を!】Altschool

子供一人一人に合ったパーソナルな教育をするためにマイクロスクールを複数運営しており、ここで学んでいる子供たちは学年をまたぎ、プロジェクトベースで学習しています。またAltschoolは国中で生徒や親、教育者の広いコミュニティを持っています。

日本で教育というと、学校で経験したような一斉授業を思い出しますね。あのような授業の方式では型にはまらない子供は正解をもらえないだけでなく、才能を潰されてしまう可能性すらあります。子供一人一人の形に合っていないのです。

だからこそ個人に最適化された教育という概念が重要になってきます。Altschoolで提供しているのはパーソナル教育というくらいですから、その子の形に合うように最適化された学習の計画を練り、親と教育者の監督のもとカリキュラムが行われていきます。授業料などの補助もあり、通いやすくなっているのが特徴でしょう。

また、教育者がベストな状態で教育を出来るようにという事と、親がきちんとインプットし、子供の学習にフィードバックできるようにという事、よりその個人に合った教育ができるようにとの思いでデジタルツールでの学習も奨励しています。

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Altschoolはベイエリアの7校とNYの2校を束ね、事務を効率化するために開発したソフトウェアの全米への展開を目論んでいます。また優秀な教員をストックオプションで虜にしており、教育を実際に行う教員にもこだわっています。こうしたAltschoolの活動をみて、投資家たちは既にこのAltschoolに1億ドルを投じています。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

この時代の教育が、我々が受けてきたような一斉授業の形式を必ずしも取るとは限りません。校舎を超え、学年を超え、そして教育の概念を変えるのです。子供たちはより楽しさや好奇心を通して分野を問わず学ぶことが出来るようになっています。アバターを使ったゲーミフィケーションなどはその典型ですね。

我々の概念を大きく変える教育の在り方がもっともっと今後多くなってくると思われます。これからの学びがより個人に最適化され、早く現代のデジタル時代に合うものになる事を願うばかりです。

Goodfind insightの運営元であるスローガン株式会社の代表、伊藤も「最高の学びを提供するのはスタートアップかもしれないという話」で教育について語っていますので是非ご一読ください