【速報】日本の未来は地方が作る!「ジャパン・スタートアップ・セレクション2015」レポート




 

今回は、2015年11月12日に開催されたスタートアップ推進都市協議会主催のイベント「ジャパン・スタートアップ・セレクション2015」のレポートです。

地方から日本の再興を目指す数多くのスタートアップが集まっており、大変興味深いものでした。以下にその様子をご紹介していきます。

参加企業の魅力的な事業もいくつか紹介しているので、地方発ベンチャーの勢いを感じてみてください!

 

「スタートアップ推進都市協議会」とは

スタートアップ都市推進協議会とは

福岡市の高島宗一郎氏を会長とする組織で、スタートアップによるイノベーションを推進することで地方創生を目指す複数の地方自治体によって結成されました。

参加自治体

福岡市、広島県、横須賀市、三重県、千葉市、浜松市、奈良市の7自治体。全国各地から集まっています。

設立趣旨

スタートアップ事業は経済成長を実現し、大きな雇用創出をもたらすとともに、暮らしの中に新たな価値を創造するものであり、日本の再興には不可欠なものです。

スタートアップ推進都市協議会は、日本再興への期待が高まりつつある今、スタートアップ都市づくりに先進的に取り組む自治体が、地域の個性を生かしたロールモデルとなり、経済関係団体とも連携し、日本全体をチャレンジが評価される国に変えていくことを目指しています。

 

イベントの趣旨

今回のイベント「ジャパン・スタートアップ・セレクション2015」は、このスタートアップ推進都市協議会の活動の一つである地域の個性を生かした新しい活動の紹介や、大企業や投資家とのマッチングの促進を目的に開催され、全参加企業38社による1分間のショートピッチや、ブース出展型のマッチング会が行われました。

写真はブースの様子。

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登場企業紹介

今回の参加企業は大きく3つのテーマに分かれていました。そのテーマごとに筆者が面白いと感じたものや、会場で注目を集めていたものをいくつか抜粋してご紹介します。

 

1.生活環境の改善を目的としたtoCサービス

 

【福岡市】ワンコインのホームセキュリティサービスを提供するプリンシプル

福岡市の株式会社プリンシプルは従来の機械警備サービスの約10分の1の価格である、月額500円より利用できる「SMART ROOM SECURITY」を提供しています。

「何気ない幸せな毎日をつくる」を経営理念に、一人暮らしの女性、老人の安全を守るサービスを展開しています。

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【浜松市】最先端スポーツ科学を駆使して小中学生向けのジムを展開するアローズジャパン

浜松市のアローズジャパン株式会社は、最先端のスポーツ科学に基づいたトレーニングを小中学生を対象に行う「アローズジム」を展開しています。

徳川家康公をはじめ、数々の挑戦の歴史が刻まれてきた浜松において、更なる挑戦者を生むべく、スポーツの観点から取り組みを行っています。

 

【千葉市】世界初、脳梗塞リスクを血液検査で把握!アミンファーマ

千葉大学発のベンチャー、株式会社アミンファーマ研究所は、千葉大学大学院での研究成果をもとに、世界初の血液検査のみで安価・簡便に脳梗塞のリスクが把握できる「脳梗塞リスク評価」を事業化しています。

この先進的な取り組みは既に各所で評価されており、日経ビジネスが選ぶ「日本を救う次世代ベンチャー100」にも選定されています。

 

2.技術力を生かしたプロダクトで勝負するサービス

 

【広島県】ドローン産業化の実現を広島から目指す、ルーチェサーチ

広島県のルーチェサーチ株式会社は、ドローンと、最新のレーザー・画像解析技術を組み合わせた各種計測を行っています。

広島の土砂災害での活動は災害状況の把握に役立ち、マスコミにも大きく取り上げられました。

写真データから3次元データをつくることや、木の下の地形までをも計測することが可能だそう。

 

【千葉市】デザイン思考で「ココロの時代」の商品を提案するアカリネ

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千葉市の株式会社アカリネは、ソニー出身のデザイナーが立ち上げた「ひとり家電メーカー」です。

ビジョンは「Made in Japanの復活」。スペックや機能を追求したものではなく、プロダクトを使う体験を通して人のココロを心地よくしたい、という想いのもとプロダクトをひとりで企画、デザインしています。

時には伝統工芸、また時には最先端技術を使用した洗練されたデザインに惹きつけられます。

 

3.観光ビジネスを促進するサービス

 

【福岡市】Instagrammerを巻き込んで地方の魅力を発信するリーボ

福岡市の株式会社リーボは、全国1000以上の魅力あるスポットを紹介するレンタカーサービス「キテネ」や、毎月650万PVを誇る訪日外国人向け旅行メディア「Japan Travel」を采井するジャパン・トラベルとのパートナーシップ締結により、地方自治体の観光集客の支援をしています。

最近のトレンドであるInstagramは観光と非常に相性が良く、いち早く国内外のInstagrammerを巻き込んで魅力的な観光情報の発信を行っています。

 

【横須賀市】世界中の「道」を観光資源に変えるランナー向けサービス、ラントリップ

横須賀市の株式会社ラントリップは、サーファーがいい波を求めて旅をするように、ランナーがいい道を求めて旅をする「ラントリップ」というライフスタイルを普及させるためにWEBサイトを運営しています。

世界中のランナーが自慢の道を投稿しあい、検索することが出来るプラットフォームであり、これにより今まで観光資源がなかった場所でも「道」をコンテンツとして活用することが出来るようになります。

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■地方のスタートアップ、面白い!

 

以上で紹介した企業以外にも、子どもから食べられる奈良漬を開発した「べっぴん奈良漬」や、観光・エンターテイメント・スポーツなど多くの分野で360°VR動画を活用した企画を提供する「クロスデバイス」など、地元の特産品を生かしたものから最新技術を応用したものまで、魅力的な企業が想像以上にたくさんありました。

こうした魅力的な事業は魅力的な雇用を生み、人材の都市流出を抑止することにつながります。

都市部への人材集中が限界を迎えようとしている今、こうしたスタートアップが日本経済の復興を牽引してくれることを期待します。